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用途・給湯能力による選定/価格について

用途による選定

お客様の希望される機能または物件の設計仕様により、給湯専用給湯機、追いだき機能付給湯機、油だき温水ボイラのいずれかの機器の種類を決定します。

給湯能力による選定

機器の種類の選定ができていれば、次に給湯能力を基準に機器を選定します。一般家庭では給湯能力36.0kW(31,000kcal/h)程度で冬のシャワーと台所の2ヶ所同時使用が目安ですが、寒冷地域をはじめ大量のお湯の使用を考えれば、40.7kW(35,000kcal/h)以上の給湯能力を目安に選定するのが良いでしょう。

給湯能力 ガス機器能力との
比較(号相当)
1分間当りの出湯量
(リットル/分)
(計算値)
湯張り時間(分)
(200L貯湯の場合)
(計算値)
(kW) (kcal/h)
46.5 40,000 27 18.0 11.1
44.2 38,000 25 17.1 11.7
40.7 35,000 23 15.8 12.7
38.4 33,000 22 14.9 13.4
36.0 31,000 21 14.0 14.3
  • 表の出湯量と湯張り時間は水温5℃から42℃に沸かし上げた場合の計算値です。
  • 給湯能力は”kW(kcal/h)”で表示されます。1.16kW(1,000kcal/h)は1時間に1,000リットルの水を1℃上昇させるために必要な熱量です。
  • 1号は水温+25℃のお湯を1分間に1リットル出せる能力を言います。 (27号なら水温15℃のとき、40℃のお湯を1分間に27リットル出せます。)
  • 給湯能力=(出湯温度-※ 給水温度)×比熱×出湯量 (出湯量の単位はリットル/h、 比熱は1kcal/kgとする。)

価格について

価格は一般的に給湯・暖房能力が大きい程、また高機能になればなるほど高価となります。また、灯油タンクなどの設備も必要になり、給水・給湯・ふろ配管や暖房配管それに油配管などの設置工事費用も必要となります。 一旦設置すると10年程度使用することになるため、基本機能が充実している機器を選定するほうが賢いといえるのではないでしょうか。 また、単機能の機器を組み合わせるよりも、複数の機能をもった機器(例:給湯専用給湯機+ふろがま、よりも追いだき機能付給湯機)を選定したほうが安価であり、設置スペースも少なくてすみます。